スポンサーサイト

上記の広告は2週間以上更新のないブログに表示されています。 新しい記事を書くことで広告が消せます。  

Posted by スポンサー広告 at

2015年08月31日

必要はありま

メレッサはコリンスと父の執務室にいた。ルビルの占領が完了した事を父に報告するためだ。
 父は機嫌がいいのか悪いのかわからないような顔をして、メレッサが提出した書類を読んでいる。もちろんこの書類はコリンスが作ったものだし、父に報告に行くように手配したのもコリンスだった。
 書類の内容は事前にコリンスに説明してもらったが、難しくてよくわからなかったが、それを父は熱心に読んでいる。
 父は書類を半分ぐらい読むと、不機嫌に机の上にほおり投げた。
「甘すぎる、なんだ、この講和条件は!」
 メレッサは、ルビルを約束通り占領したのだから、父が褒めてくれるのではないかと思っていた。だから、父が不機嫌なのはちょっとショックだった。
「どこが、いけないんですか?」
「ルビルの元大統領と閣僚は処刑しろ」
 父は不機嫌に言う。
 また人を殺せと言う。もう人を殺すのはたくさんだった。
「もう戦争は終わって彼らは降伏したんです。殺すせん」
 また、やっかいな事になりそうだった。しかし、何とか父を説得しなければならない、でないと、せっかく助かったと思っていた人がかわいそうだ。
「帝国に逆らった者は殺す。これが掟だ!」
 父は冷たい目でメレッサを睨みつける。
「媾和にあたっては、元大統領の命は保証していません、処刑は可能です」
 横からコリンスが口をはさんだ。
 せっかく私が殺さずに済むように苦労しているのに、それに水を差すような事を言う。
「コリンス、もう人は殺したくありません」  


Posted by 不再為彼此落淚 at 17:11Comments(0)

2015年08月26日

体の感覚がなく



エビーは命がけの仕事をしている、しかも時間がない、バカな男とつきあっている暇などないだけだ、と、自分を納得させた
今井は名もない古びたお寺や寺院をめぐるのが好きだった。
 今日も車をあてもなく走らせていた。
 山あいの細い道を進むと、古い鳥居が見えてきた、鎮守があるのだろう。
 今井は車を駐め、鳥居につながる古い石段を登っていった。
 天気はよく風が気持ちいい、石段を登りき英語大使推廣計劃ると古い古い祠があった、苔むしていて、かなり痛んでいるが奇麗に掃除されている。
 今井はこんな場所が大好きだった。
 三方を山に囲まれていて、急な崖の途中に作られたような祠だ。
 横に岩が置いてあって、岩の正面には『封印』と真っ黒な太い文字で書いてあった。
「なんだろう」
 そう思って触ってみた、ちょうど『封印』の文字が隠れてしまう場所を触ってしまった。
 岩がぐらっと動いた、動くような岩ではないのに。
 一瞬びっくりしたが、それ以上は動かない、岩の下に穴が空いている。
 今井はその穴を覗き込んだ。

 手が出てきて、今井の手をつかんだ。
 今井は悲鳴をあげ、必死に手を振り切ろうとした、しかし、手はすごい力で今井をつかんで離さない。
 穴の中には女がいて、彼女は今井の手をつか英語大使推廣計劃んだまま穴から出てきた。赤い不思議な着物のようなものを着ている。
 今井は必死で逃げようとしたが逃げられない。
「私は妖怪なの、悪いけど魂をもらうね」
 女がにらむと、自分の口から霧のようなものが出てきた、それが、女の口へ入っていく。
 意識が薄くなってきた。なって体が宙に浮いたような感じだ。目も見えない。
 必死に抵抗した。どこかに吸い込まれていく。吸い込まれてなるものかとがんばった。
「おとなしくしろ」
 どこかで女の声がする。
 おとなしくなんかできるか
 意識が吸い込まれそうな感じがするのを、必死でこらえた。
「おとなしくしろと言うに」
 女の声
 体の感覚がなく目も見えない、意識が薄くなりそうなのを必死でこらえる。
「いかん、こちらがもたん。おまえ法力を持っているのか」
 女の声
 今井は必死でがんばった。
「いかん、いかん、私が死んでしまう」
 女は今井の抵抗で困っているらしい、今井は有ら英語大使推廣計劃ん限りの力で抵抗した。
 徐々に、吸い込む力が弱くなった。
「やめろ、やめてくれ。殺さないでくれ」
 女の声は悲鳴に近くなった。
 しかし、今井はありったけの意識を集中して頑張る。
「ぎゃー」
 女が悲鳴をあげた。  


Posted by 不再為彼此落淚 at 12:14Comments(0)

2015年08月17日

という意味だね



 これが主題であり、タイトルの意味するところでもあるのだろう。だが、これが、悩み苦しんだ挙げ句、高梨の行き着いた死生観だったとすれば、あまりにも悲しい言葉だと思う。
 早苗はページをめくって、最後の語り手による独白を見た。問題の箇所だ。

 涅槃《ニルヴアーナ》とは、吹き消す。お誕生韓國 午餐肉日おめでとう! 哀れなケーキの全身に打ち込まれてヤマアラシの針のように突き立ったロウソクの炎が、小さな気流にゆらいで消える。象徴的に自らの命の炎を吹き消す、この喜び。射精寸前のように脊柱《せきちゆう》を這《は》い上がる戦慄《せんりつ》。ようやく、ここまで来たんだね。思えば、長い道のりだったね。こうして、一歩一歩確実に、死に近づいているんだね。えもいわれぬ安堵《あんど》を感じるだろう? お誕生日おめでとう! 人が誕生日を祝うのは、まさにそういう理由からだよね。身も世もなく号泣しながらこの世に産み落とされた瞬間から、我々はみんな、一日千秋の思いで死を待ちわびているんだね。戦いの終わりを。マラソンのゴールを。解放の瞬間を。永劫回帰《えいごうかいき》を。ひそかに胸をわくわくさせながら、でも、素知らぬ顔で待ち続けているんだよね。ニンフォマニアの尼僧みたいにね。
 もうみんな、すっかり忘れたね。その昔、本当に昔、ある能天気な学生がのどかな遺書を書いて、華厳の滝から飛び降りたんだけど。でも彼は、きっと、何となくは理解してたんじゃないかな。大いなる悲観は、大いなる楽観に通ずるとか何とか。その言葉の意味するところは、なにもマゾヒストじゃなくったって、今の我々にはクリアーだよね。
 かえすがえすも残念なことは、生きている間しか死ぬ喜びを感じることはできないっていう、パララックスなパラドックスだね。生きる喜びとは、死を身近に感じること。生きてるだけで楽しいって? 考えてごらん、せめて、まだ生きてるうちに。はっはっは。もしもだよ。もしも、永遠に死ねないとしたらどうする? 暗くて寒くて空気も稀薄《きはく》な宇宙の中で、いつまでも意識を保たねばならないとしたら?
 それより、もっと別のシナリオもある。もし、次から次へと、わけわかんない生き物に輪廻転生《りんねてんしよう》していくとしたら?
 天国は、冥王星《めいおうせい》と海王星の間、彗星《すいせい》 の雲の核にあり、そこには、たくさんの門《ゲート》がずらりと並んでる。見たことはないけど、間違いない。そうなんだ。死んでようやく自由になったばかりの、僕らの不滅の魂は、生まれ変わりのために、どれか一つの門に強制的に取り込まれるんだね。前世は袋形《たいけい》動物の門をくぐり抜け、今生は毛顎《もうがく》動物門に吸い込まれる。来世は有櫛《ゆうしつ》動物門、来来世は有鬚《ゆうしゆ》動物門が待っている。その次? 星口《ほしくち》動物門か、そのたぐいだろうね。どんな生き物か、見当もつかない? まあ、開けてびっくりだね。はっはっは。鳥になって、自由に大空を飛びたい? 夢があっていいね。でも、生き物の数、考えてごらん? 脊椎《せきつい》動物の目があるだろうか? 宝籤《たからくじ》どころの騒ぎじゃないね。ほとんど、発狂しそうな確率だね。
 あ、でも、もしかして脊椎フェチ? だったらこれはどうだろう。ものは相談なんだけど、脊索《せきさく》くらいでよかったら、第一志望はホヤ、第二志望はギボシムシ、第三志望はナメクジウオというのでは? はっはっは。
 そうして、思考能力のない、ただ感じるだけの意識、盲目的な欲求、機械的な反射、それに苦痛だけが、果てしもなく続いていくんだね。闇《やみ》の中でひたすら、蠢《うごめ》いて、蠢いて、蠢いて、死ぬ。もがいて、もがいて、もがいて、喰《く》われる。そしてまた、這いずって、這いずって、這いずって……。もう、明らかだね。永遠に生きるのと、永遠に死んでるのと、どっちがベターなのか。
 だけど、心配はいらない。来世も霊魂も、ただのタナトフ旅遊業務ォビアたちの世迷い言。我々は結局、遺伝子の作った機械にすぎないよね。せいぜい電池が切れるまでの寿命。さあ、もうこれでだいじょうぶ。悪夢は去ったね。祝おうね。人に生まれた幸せを。お楽しみは、これからだからね。
 死を思おうね。死が約束されていることを思おうね。死が、はるか遠い彼方《かなた》から、亀のような鈍重な足取りで近づいてくることを思おうね。(ただ、気をつけた方がいい。この亀は、うっかりよそ見をしていると、突如甲羅の穴から火を噴いて、回転しながら飛んで来たりすることもあるからね。はっはっは)  


Posted by 不再為彼此落淚 at 15:35Comments(0)

2015年08月03日

眷戀鳶尾顏色深沉而憂鬱

五月天氣,家鄉處處可見到一種紫色的花,成片成片,開於漫山遍野,形似一只只醬紫色蝴蝶,翩翩舞於綠葉叢中,他於百花之後盛放,成一道獨自靚麗的風景。使其年少,縱使年年觀賞,卻不知這花何名,如今離家已遠,偶在書中看到此花,甚覺親切,不想她竟還有如詩般美麗的名,紫色鳶尾。
————寫在前。
[一]
五月淺夏,為何在這個季節我會極度想看紫色鳶尾,我承認,我想家了。鳶尾顏色深沉而憂鬱,像極了我生長的那座大山,像極了深山老林中的眷戀。
眼前老是浮現家中老人的模樣,飽經風霜的韓國 午餐肉臉上早已是溝壑縱橫,深邃的眼睛裏滿是滄桑,褲腿卷得老高,他在水漫過膝蓋的田間掌著犁,前面是他用自己養了四五年的大牛換來的一頭小黃牛,他換牛,只因為身體不似從前,他已無法再驅使。他拿著竹支條拍著小黃牛的屁股,牛偶爾會甩甩尾巴,濺他一臉泥水,他就這樣,長年與泥巴為武,這多年,都樂此不疲。
他總是閒不住,天氣微晴,他便拿上一把鐮刀,然後雙手背於身後,一步一步向山裏走去。他會鑽進荊棘叢中只為砍一根柴,時而被刺紮搭出血,時而會不小心捅破蜂窩,被追來的峰蟄得腫很大的包,雖然很疼,他卻像是習慣了一般,從不會說出口。此時五月天氣,不溫不燥,他必定會上山砍柴,風會吹得整個樹林沙沙作響,他扛著一根光禿禿的樹幹,從小徑兒過,兩旁的鳶尾開得正盛,映著他瘦的能看見骨頭的身影。
他似乎沒有坐下來的時候,清晨五點起床,在我還無知覺之時早已,早飯時間回家,他亦喂豬喂雞,家裏有成群的雞,還有五六頭豬,光伺候他們就得花不少心血。吃完早飯便急忙趕著牛出了門,不到午韓國 午餐肉時亦不會回來,家裏田地十幾畝,卻無一荒廢,都是滿滿的作物,別人看時羡慕年成甚好,而卻急苦了我們這些晚生後輩,外公已是七十有六,除卻外婆就再無他人常年在家,這般年紀早該坐享幸福,他們卻還是不願放手,塗另我們擔心。
其實他們這樣做只是不想為我們增添負擔,一日能動,便要一日靠自己,也讓我們在閑時歸家,樣樣都有,他們做再多,也只是為我們準備罷,純樸的農家人,我時時牽掛著的農家人。

[二]
外公是及其愛我的,這是眾所周知之事,他的愛沒有隱藏過,我豈會不知?舅媽曾嫉妒外公過於寵我,而說出不敬之話,我知他為我亦受過不少委屈吃過不少苦頭。那些年月,每逢周日,外公便會步行數十裏山路送我上學,然後孤身回家,外公年邁,身體自是不太好的,過於操勞早使他落下一身傷痛,腿腳雖能行走,但也時常這裏疼那裏疼,走一步都都是費力而行。
冬秋時節,天寒地滑,我堅持不讓他送我,我與小夥伴同去便可,外公卻執意不肯,還藉口有其他事情,奈何終是一步為穩,滑到在地,我情急扶起他,他卻說,“地怎麼這麼滑,稍不留神便摔倒了,你走路韓國 午餐肉要更加當心。”我雖是心疼,但在外公面前也只得苦笑,不管自己,反倒來說叫我了。
為何說人大了,離家就遠了。外公疼我,眾人皆看在眼裏,親戚友人皆說,等長大了,肯定會好好孝順外公外婆,他們要什麼,就得給他們什麼。外公外婆都說,曉得以後長大了會在哪里,還會理我們這些老傢伙。我狡辯道,我以後哪里都不去,就待在這山裏,山裏空氣又好,對身體也好,就守著你們,哪里也不去。  


Posted by 不再為彼此落淚 at 18:28Comments(0)